2016年08月02日

土用の丑

『土用』とは、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前18日間を指し、次に来る季節の準備期間にあたります。
一方、丑の日は十二日毎にめぐってきます。

したがって、土用の丑の日は季節ごとに1〜2日、1年に4日以上あります。
季節の変わり目には疲れがたまるものです。

疲労回復にウナギを食べる習慣が生まれてもおかしくはありません。
しかし、立秋の丑の日だけが有名になってしまったのはどうしてでしょう。

そこには、あの有名な平賀源内が絡んでいるそうです。
夏場のウナギの販促について相談を受けた源内は「本日丑の日」の張り紙を勧めたというのです。

丑の日に、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしないという風習は当時からあったそうです。
張り紙はその風習を気づかせウナギに結び付ける素晴らしいアイデアだったのです。

7月30日の土用の丑の日、生まれて初めて姫路の天然ウナギを食べました。
養殖とは異なるしっかりした食感と爽やかな脂の後味です。

風習に隠れている季節感や自然の多様性(ダイバーシティ)に気づくのは楽しいものです。
そんな細やかな感性を磨き、精神的な豊かさを満喫できる自分になりたいものです。

8月2日 Y.I.記
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2016年07月03日

フィットネスクラブ通いの10年を振り返って

メタボの診断を受けてフィットネスクラブに通いだして10年近くになる。
最初は大阪、今は神戸と2か所にほぼ同年数在籍している。

大阪では土日が中心で一日2時間以上汗を流した。
一方、神戸は休みの日と用事のある場合以外、ほぼ毎日1時間は汗を流すようにしている。

にもかかわらず、神戸に来てから体重が約10s増えた。
そこで、運動の強度を増して減量に取り組んだが、3s戻すのがやっとの状態。

思い返すと、大阪にいるときは通勤で片道最低20分、気が向けば途中下車して10〜20分余計に歩いていた。
毎日1万歩近く歩いていたのに、今は通勤とフィットネスクラブ通いを合わせても2000歩程度の日もある。

フィットネスクラブに行くと、ウォーキングマシンを使って10〜20分(1〜2q)歩いているにも関わらず…
そこで、打ち合わせに、通院に、買い物にと普段の生活で歩く機会を増やす努力を始めた。

今のところ、目に見えた効果はないがもう少し続けようと思う。
便利な町、機能的なライフスタイルは健康には良くないのかもしれません。


7月3日 Y.I.記
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2016年06月01日

LRTの導入について

ミレニアムの年にフランスにある8都市のLRTを見て回った。
16年も前の話であるが、今でも鮮度を保っている。

ストラスブールのLRTが開業したのは1984年、視察した年の16年前にあたる。
その時にも、どうして日本にLRTは導入されないのか疑問に思った。

しかし、その時からさらに16年がたってもLRTの導入は富山市のみである。
富山市の例もいろんな面で幸運が重なって生まれただけで、我が国への導入に弾みがついたと考えるのは早計だと思う。

確かに、富山市のLRTも車両や軌道、架線等のハードの面ではストラスブールに引けを取らない。
最も大きな違いは、LRTに対する意識とそれを計画し整備する制度などソフト面にあると思う。

例えば、日本では国の支援を受けて中心都市である富山市が単独で計画・整備を進める。
一方、フランスでは都市圏の広域行政庁が主体となり、大半は自主財源で賄われる。

LRTのルート、機種・デザインや停留所周辺の再整備のプランまで市民に意見を求める。
もちろん、合意形成の手続きも法律に明記されている。

LRTは都市圏の交通インフラの一部として、総合的な交通体系の中で役割が位置付けられる。
その結果、鉄道との相互直通やバスとの乗り継ぎや自転車との連携も図りやすい。

そして、何より市民が手軽に利用できる運賃システムが備わり、市民があたかもエレベータのように気軽に利用できる。
行政も自主財源の中でメリハリの効いた整備を進めることができるので、都市の個性を発揮しやすく、それが魅力にもなる。

まだまだ課題も多いが、私が80歳を迎える16年後にはLRTを利用してまち歩きを楽しみたいものだ。
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2016年05月03日

熊本地震

今回の地震は、東日本大震災に比べマグニチュードは小さいが、最大震度は大きかった。
また、熊本、大分の両県にわたり長期間、広範囲にわたり発生していることも特徴とされる。

海溝型地震はプレートが別のプレートに潜り込みで蓄積される歪が一気に解放される時に起こる。
これに対して、活断層型地震は陸側のプレート内部の断層運動により発生する。

発生場所は異なるが、どちらもプレートや地殻の移動が原因のようだ。
以前、GPSを使って地表の測点の位置を記録し、地震予知に結び付けようとしている先生が紹介されていた。

これなら、日本全国(海底を含む)に測点を設置すれば、歪の蓄積場所はおおよそ見当がつく。
今回も、地震後に今回の震源となった活断層の両側(南北)に九州が移動していることが報道されていた。

メカニズムが解明され正確な予知ができるまでの間は、アプローチを多様化しそれぞれの成果を公開すべきだと思う。
そうすれば、様々な可能性を念頭に置いた緻密な防災対策のアイデアが草の根の活動から創造されるように思う。


5月3日 Y.I.記
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タグ:地震 防災
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2016年04月01日

花粉症

例年、春になると花粉症に悩まされてきた。
目のかゆみと、鼻づまりが主な症状だ。

今シーズンも、2月末に目のかゆみの症状が出始めた。
すぐに診察を受け薬を飲み始めた。

ここまでは、例年通りであったがその後症状は一向に悪くならない。
結局、重症化することなしに今シーズンを終えることができそうだ。

ヨーグルト、納豆、黒酢、焼き芋、根菜料理、…。
TV番組を見て数年前に始めた腸内フローラの改善の効果かもしれない。

食習慣を無理のない方法で継続的に改善する。
花粉症でお悩みなら是非お試しあれ。

4月1日 Y.I.記
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2016年03月13日

将来予測

仕事柄、将来予測を求められることがある。
20年後の自動車交通量は?等々…

社会の構造変化を考慮する必要がなければトレンド分析をもとに簡単に予測できる。
しかし、今時こんな前提が成り立つのはせいぜい5年が限度だ。

例えば、ハイブリッドカーは、20世紀末から日本と北米で販売がスタートし、その後2008年に中国、2010年にヨーロッパに拡大した。
今から20年前に今日のように普及するとは予測できなかったのではなかろうか。

社会の構造変化を考慮しなければ将来予測はできないが、社会の構造変化を予測すること自体が難しい。
そこで、社会の構造変化は予測ではなく仮説として扱うことが多い。

仮説であるからひとつだけでは外れるリスクも多い。複数の仮説をもとに将来予測すれば外れるリスクを減らすことができる。
こうして、様々なケースの将来予測が行われるようになったのはいいと思うが、結果の活用面で少し問題があるように思う。

予測プロセスに合理性があるからといって、関係者が予測結果を納得できなければ意味はない。
仮説(希望)の実現を左右するのは技術・産業、社会(意識、精度)、政策等のブレークスルーである。

それらの可能性を含めて、将来に対する共通認識(希望)を形成するツールとして、将来予測結果をもっと活用すべきだと思う。



3月13日 Y.I.記
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2016年02月06日

恵方巻

子供の頃、節分といえば、豆まき、イワシと恵方巻がセットだった。
このうち、恵方巻は関西ローカルで現在のような全国的な盛り上がりはなかった。

それが、全国に広がりフィーバーするきっかけを作った仕掛け人は意外にも九州男児、生まれた場所も広島とのこと。
1989年、大手コンビニチェーンで広島の店舗を担当していた彼のひらめきから始まった。

それは、顧客とコンビニのコミュニケーションの輪を広げ、加盟店のオーナーを盛り上げるのに恵方巻を利用することだった。
彼は、草創期の地方のコンビニにとって顧客とのフレンドリーな関係を構築することが重要なことを十分理解していた。

店頭で、「恵方巻の風習をご存知ですか…」と話しかけた方が、直接商品やサービスの話をするより、会話が弾む。
恵方巻を買った人はまた別の人に話す…コミュニケーションツールとして恵方巻の話題が広がっていく。

その後も彼の出世とともに彼の担当エリアが広がり、1996年には四国、九州を含む西日本全体に恵方巻が拡大した。
そして、1998年ついに全国販売が始まった。

わずか10年で、関西ローカルの風習は全国に広がった。
人と人のコミュニケーションから生まれる共感が新しい文化創造の原動力なのかもしれない。


※参考文献 「予約殺到のコンビニ「恵方巻」の意外な仕掛け人を発見!商品化に至った理由とは?」
  (日経トレンディネット20090124)


2月6日 Y.I.記
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2016年01月01日

新年の干支「丙申(ひのえさる)」について

新年の干支は、「丙申(ひのえさる)」です。

丙は、前年の曲がっている乙の状態から枝が伸びて樹木の形が明らかになってくる頃を指すそうです。
一方、申は果実が成熟し固まって行く状態を表すそうです。

どちらも、完成まであと一歩の状態ではあるが形はほぼ固まってきた状態を意味しているようです。
そこで、新年を「これまでの様々な試行が実を結び、新たな道が形を現す年」とポジティブに位置づけることにしました。

これまで交通まちづくりを中心に培ってきた客観評価の取り組みを体系化し、次のステップを展望する1年にしたいと思います。

本年も、よろしくお願いします。

12月31日 Y.I.記
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2015年12月03日

貸本文化

貸本屋が街から消えて久しい。
それに代わった、レンタル店も勢いを失いつつある。

今では、漫画本もネットで安く閲覧できる。
便利になったが、何かが違う気がする。

そう、あのカムイ伝や忍者武芸帳を貸本屋で手にした時のワクワク感がない。
それは、モノを所有した喜びではない。読むコトに対する期待感のようなものだ。

コトの価値を理解し感動できる感受性を取り戻そう。
そして、貸本屋とともに失ったワクワク感をもう一度感じたいものだ。


12月3日 Y.I.記
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2015年11月01日

不動如山(動かざること山のごとく)

風林火山は孫子の兵法に由来し、状況に応じた戦法を説いたものだそうだ。
最後の山が、表題の言葉を縮めたものだ。

スウィングの軸がぶれるとクリーンヒットできない。
ゴルフ、サッカー、野球、すべてに通ずる。

物事を観察する場合も同じだ。
止まって見なければ動きは正確に把握できない。

ヨガにも、不動の山のポーズがある。
自分の内面と向き合うのに使うそうだ。

不動如山は、動きは動かざる自分からしか作れないし見えない。
そんなことを意味しているのかもしれない。

政治、経済、社会、…目まぐるしく変わる世の中の動き。
流されていては本当の動きは見えない。

不動如山(動かざること山のごとく)はそれを教えてくれている。


11月1日 Y.I.記
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posted by nmdc-yi at 17:53| 社会