2011年01月31日

計画系コンサルタントとしてのビジョン

混迷する政治、日本企業の国際競争力の低下…、こんな話題が取り上げられると、必ず指摘されるのが「ビジョンの不在」です。ビジョンに向かって、計画的に物事を進めらるなら、それに越したことはありません。

しかし、“一寸先は闇” の世界で、明るいビジョンを持つのはそれほどたやすいことではありません。私の場合にも、計画系コンサルタントとしてのビジョンを問われても、困ってしまいます。

ビジョンを持てないのは、将来に対する希望より不安が勝っているからなのでしょう。不安が強いと、目の前のリスク回避のことしか考えなくなってしまいます。

業務量の減少や競争の激化など、計画系コンサルタント、とりわけ我々のような零細事務所の経営環境は、大変厳しいものがあります。将来に向けて、とても希望を持てる状況ではありません。

交通まちづくりの取り組みや交通シミュレーションの利用も、結果のスマートさだけに目を奪われがちですが、そこからは決して達成感や新たな発想は生まれません。苦難を乗り越えるからこそ生まれる、喜びやアイデアも、実はたくさんあります。

新しい時代の幕開けである卯年を迎えて、将来の不確実なニーズに対する不安を嘆く愚を避け、今の技術や人材(シーズ)の強みを活かした新しいスタイルの仕事に挑戦し、そこから生まれる喜びやアイデアを糧にシーズに磨きをかける、そんな前向きな生き方に舵を切りたいものだと思います。

1月末日 Y.I.記
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2010年12月31日

新年の抱負

卯年の「卯」という字は、門を押し開けて入り込む様を表しているそうです。
何となく、新しい時代の幕開けを期待してしまいます。

私にとっても、これまでの卯年は、人生の転換点として重要な年だったようです。
1975年(昭和50年)の卯年は、大学を卒業して社会人としてスタートを切りました。
次の、1987年(昭和62年)の卯年は、建設部門の技術士として登録し、ようやく一人前の技術者として認められた年です。
そして、直近の1999年(平成11年)の卯年は、生涯現役を誓った年で、2003年の独立・開業へとつながっていきます。

再び巡ってきた卯年、今回は、「株を守りて兎を待つ」を戒めの言葉として、新しい時代の門をこじ開けたいと思います。
この言葉は、童謡「待ちぼうけ」の歌詞にある、「切り株に衝突した兎を運良く仕留めた農民が、農作業もせずに切り株の前で待ちぼうけして暮らした」という故事をもとに、「うまい話はそうそう起こらないので、何時までも昔通りのやり方にこだわっていてはいけませんよ」と戒めた、韓非子の教えです。

孫子は、戦わずして勝つことを最善とし、やむをえず戦うにしても勝つことを確かめてからにせよと教えています。
私の場合には、さしずめこれまで培ってきた計画技術をベースに、ユーザーの反応を確かめながらオンリーワンのサービスに仕立て上げていく取り組みにチャレンジしていくことが、孫子の教えに沿った最善の生き方であると思います。

道は遠いですが、「隗より始めよ」です。

本年も、お引き立てのほど、よろしくお願いします。


12月末日 Y.I.記
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2010年05月01日

VISITOKの利用方法を変更した理由

5月から、弊社が取り扱っている交通シミュレーターVISITOK及びその支援ソフトVSSの利用方法を、大幅に変更しました。

主な変更点は、交通シミュレーターであるVISITOKの利用料を原則無償化し、関連ソフト群も従来1年更新の利用契約から販売契約に変更したことです。
一方、サポートやデータ作成などのサービスメニューを充実し、必要なサービスを、必要な時に、必要なだけ積極的に提供できるように改めました。

以上の変更を通じて、ソフトにアクセスし利用してもらうまでの敷居はずいぶん低くなりました。
また、コストも、導入時の初期コストを減らすことで、利用に応じたサービスコストの比重が高くなるようにしました。

このように、利用方法に大幅な変更を加えた理由は、主に次の3点です。

一点目は、まず利用してもらいたいことです。
どんなソフトでも、利用してもらわないと良さは分かりにくいものです。
玉石混交の交通シミュレーションソフトの場合はなおさらです。
これが、導入時の敷居を低くした理由です。

二点目は、交通シミュレーションの適正利用です。
交通シミュレーションの機能や適応領域はソフトにより異なります。
業務に応じて、ふさわしいソフトを選択する必要がありますが、現実には使い慣れたソフトを無理やり利用するケースが多いようです。
誤った使い方は、交通シミュレーションに対する信頼を損なう場合があります。
そこで、サービスメニューを充実させて、交通シミュレーションの適正な利用を図ることにしました。

三点目は、交通シミュレーションの普及です。
交通シミュレーションに限らず、ソフトは利用を通じて進化し、進化が新たな利用を誘発するというスパイラルが成立して初めて成長します。
導入時の敷居を低くし、サービスを自由に選択できるようにしたのも、交通シミュレーションの適用領域の拡大や機能の充実と高度化に協働して取り組んでもらえるユーザーを増やしたいからです。

賛同いただける方、ユーザー登録をお待ちしております。


5月1日 Y.I.記

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2009年11月01日

会社創立6周年を迎えて

私たちの事務所も10月17日に6周年を迎えました。
これまで、創立記念日には、一層の成長を目指して決意を新たにする趣旨の決意表明を繰り返してきました。

しかし、昨年のリーマンショック以降、企業が成長を目指す意味について考えるようになりました。
リーマンブラザーズも、社員のために成長を目指してきたはずですが、倒産した会社の事務所から段ボールを抱えて出てきた社員の姿には、会社に対する強い思いは全く感じられませんでした。

これは、山一証券の倒産劇で、当時の社長が社員に責任はありませんと、涙を流しながら記者会見した姿とはまったく異なる風景でした。
アメリカと日本の文化の違いなのか、時代が変わったのか、何が原因なのかは分かりません。

ただ、わが国でも、所得の再分配や雇用維持に対する社会的責任を負う企業の姿が、幻想に過ぎないと思う人の方が普通になってきたのは間違いありません。
こうした傾向が進めば、小さな政府のもとで規制の少ない自由な競争社会を目指すことに民意が得られなくなり、企業も国際競争力を失って衰退の道を歩むことにもなりかねません。

わが社の場合も、公共投資の抑制基調の中、取り巻く環境にはこれまでにも増して厳しくなっています。
6周年を迎えて、企業として存続することの社会的意義や責任について、今一度考え直したいと思います。


11月1日 Y.I.記

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2009年04月22日

交通シミュレーションについて

交通シミュレーションとは、交通工学理論に基づき、コンピュータを使って、クルマの挙動を再現、または予測する模擬実験ツールのことを言います。
クルマ1台、1台の動きをアニメーションで表示できるので、専門家でない人に結果を分かりやすく説明するプレゼンテーションツールとしても利用が広がっています。

交通シミュレーションとの関わりを持ち始めてから10年になりますが、いまだに思うように動いてくれずに、悪戦苦闘することがよくあります。
たいていは、ちょっとした入力データのミスなのですが、時々現実を写すことの難しさを思い知らされることがあります。

交通シミュレーションで再現される仮想社会では、クルマの性能や運転技能、順法精神は基本的にユニフォームです。
しかし、現実にはこんな仮定が成立するわけではありません。
また、一定の幅の中で条件を確率的に変動させることもできますが、それが現実を映している保証はありません。

これを、交通シミュレーションの限界とする意見もありますが、私はそうは思いません。
現実が写せないところにこそ、現実を理解するポイントが潜んでいるからです。

大阪の人はせっかちです。車間は詰めるし、踏切で一旦停止する時間も短い、歩行者は青になる前に横断を始める。
事の善悪は別にして、こうした地域性や時代性などを考慮して、現実を説明できるところが、交通シミュレーションの素晴らしさのひとつだと思います。

マヤ文明の支配者たちは、軍事力ではなく、予言能力で国を治めたそうです。
予言は外れることもあります。それが続けば権威が失墜して、国は治められなくなります。

交通現象の背後にある複雑な要因をモデル化し論理的に予測することは難しいにしても、それを説明し予見する力を、現象をひたすら写すアナログな作業を繰り返しつつ養うことが、交通計画の専門家に求められているのではないでしょうか。


4月21日 Y.I.記

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2007年12月28日

1年を振り返って

この時期になると、外せないのがこのテーマ。
しかし、加齢とともに“光陰矢のごとし”で、あっという間に1年が過ぎてしまい、振り返ろうにも記憶が定かでなくなってくる。

おそらく、今年の干支は猪、だから猪突猛進で頑張ろうと年初には思ったのだろう。
でも、実際には牛歩の1年になってしまった。
と言っても、決して、牛が猪より悪いと思っている訳ではない。
負け惜しみではなく、今年は猪突より牛歩の1年で良かったと思う。

その理由は、主に次の点にある。

一つ目は、社会のニーズへの対応である。
道路特定財源を巡る議論をみていても、もはや猪突猛進で建設を進める時代ではない。
くにづくり、まちづくりで必要とされる技術とは何か、試行錯誤するのに牛歩の方が向いている。

二つ目は、社会のニーズに対応するための技術シーズの育成である。
事務所で扱うGISや交通シミュレーションなどの技術も、いくらアプリケーションソフトやマニュアルがあってもあまり役に立たない。
やはり、それを扱う人材が重要で、それは経験の積み重ねを通してしか育成できないものだ。
今年は、牛歩ではあったが、人材も定着し着実に技術ストックを増やせた1年であったと思う。

三つ目は、システムの変革である。
痛みを伴う改革は、順調に事が運んでいる時には進まない。
逆風の中で、追い詰められて初めて決心できる。
具体的な形は見えないまでも、仕事のシステムの変革に取り組む意欲は持てたと思う。

今年1年で培った英知や活力をバネに、来年は、干支の子(ね)にちなんで、種子の中に生命が芽吹く1年にしたいと思う。


12月28日 Y.I.記

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2007年10月17日

5th Anniversary

早いもので、会社創設から4年が過ぎ、今日、10月17日で5回目の創立記念日を迎えました。

会社の寿命を1期30年、人生を1期60年と考えれば、会社は人の2倍の速さで歳をとることになります。そう考えると、今の我社は人生にたとえると8〜10歳、丁度小学生ということになります。いろんな人に助けてもらいながら、ようやくここまで来たというのが実感です。まだまだ、その日暮らしがやっとで、将来の夢を語る余裕などありませんが、節目の日でもありますので、少しこれまでを振り返り、将来について考えてみることにしました。

これまでを一言で言えば、リセットの4年間でした。社会の厳しさを痛感し生き方のリセットを強いられしんどい思いも味わいましたが、一方では自分のペースで生きることの喜びもみつけ、心と体を健康にリセットすることもできました。

会社の方も、メンバーも固定し、知識や技術力も着実に向上しておりますし、受注のために必要な登録等の手続きもほぼ完了しました。あとは、実績を重ねて、安定的な受注環境を整えればいいのですが、この一番大事なところで展望が開けずに行き詰っているのが現状です。実績や安定が重視される発注の仕組みに風穴を開ける、オンリーワンの技術や社風を培うことが目下の課題です。
まだまだ課題だらけですが、ひとつだけ自慢できることがあります。それは、業務の2本柱である、“交通まちづくり”と“交通シミュレーション”の2つのキーワードで検索すると、Google、Yahooともトップペジに表示されるようになったことです。お時間が許せば、一度確かめてみて下さい。

人生にたとえると、今は小学生ですが、あと5年で成人を迎えます。言い換えると、今後5年が弊社の思春期であり、“社”格形成にとって、最も重要な時期といえます。リセットされた私の心と体に新しいエネルギーを充填し、オンリーワンの技術や社風の確立に前向きに取り組んでいくことが、会社を安定軌道にリセットしていく途であると考えます。

最後に、これまで温かく我々を見守り、育ててくださった皆様方に厚く御礼申し上げますとともに、今後とも倍旧のお引き立てをお願いする次第です。


創立記念日に寄せて 10月17日 Y.I.記

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2007年03月01日

平成18年度を振り返って

本題に入る前に、年度末に1年を振り返る意味について考えてみました。

昔から、太陽や月の運行をもとに1年を季節に区切り、季節に応じて生活を様式化する風習があります。
12の節気と12の中気を交互に配置し、1年を24等分した“二十四節気”が有名です。
春分の前後7日間は“お彼岸”で先祖を供養し、中国ではこれに続く清明に先祖の墓に参り掃除をする。
先祖の供養や墓参りは、いつでも構わないようなものですが、決めておいたほうが考えたり予定を調整したりする煩わしさから解放されて便利です。案外、暦はSimple Lifeのための先人の知恵だったのかもしれません。

少し意味は異なりますが、節分も二十四節気に由来します。もともとは、季節の分かれ目(節)にあたる「立冬」、「立春」、「立夏」、「立秋」の前日を指す言葉で、「立春」の前日だけを指すようになったのは、この日が一年の始まりを迎える大晦日という特別の日に当たるからだったようです。
豆まきは、中国から伝わった「追儺(ついな)」に由来する厄払いの行事で、1年の締めくくりに当たる節分の日に行なわれました。
1年間の厄を豆まきで祓うというのも実にSimpleな考え方です。これも、1年ごとにしがらみをリセットするSimple Lifeのための先人の知恵だったのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入りましょう。
私たちの仕事にも、楽しいこともあれば、早く忘れてしまいたいいやなこともあります。
楽しいことはいいのですが、いやなことは、そのまま引きずると次の仕事に影響します。
そこで、先人の知恵にならって、年度末にいやな思い出を棚卸しして、新たな気持ちで新年度を迎えようというのが今回のテーマに込めた想いです。
もちろん、いやなことの中には自分の不始末が招いた結果も含まれますが、それを無反省に忘れてしまおうというわけではありません。
反省すべきは反省し、改めるべきは改めた上で、悪いイメージを払拭するということです。

平成18年度について言えば、スタッフも定着し仕事も量的にはなんとかこなせたと思う。
しかし、小規模な仕事を、多くの件数こなしてきたため、仕事に対する“こだわり”が不足していたように思う。
幸い、今年1年でスタッフも成長し、任せられる仕事も増えてきたので、ポイントを絞って建設的な議論の時間を増やしたい。
そして、創るよろこびを原動力に、受け手の満足につながる“こだわり”を培っていききたいと思います。
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2007年02月01日

仕事のやりがいについて

建設コンサルタントとして、都市・交通計画の仕事を始めて30年が経った。
振り返ってみると、ほぼ10年単位で舞台が変わってきている様に思う。

最初の10年は、集計や分析が主な仕事だった。
人口や経済指標、交通のデータを駆使して、社会の構造を説明する。
構造、すなわち事象間の因果関係やトレンドがわかれば、根源的な問題も明確になるし、今後の変化も予測できる。
インナーシティやバス交通問題の因果関係解明や、モータリゼーションや物流のトレンド分析と予測モデルの開発に打ち込み、結果が評価されたときに、人知れず喜びを噛み締めたことを記憶している。

次の10年は、計画の立案や研究開発の仕事に重心を移した。
道路や街路の機能やそれに見合う起終点やルート、構造を考える。
連続立体交差事業などを起爆剤に、駅前広場や街路を新設・再編し、都心の活力を再生する計画を考える。
交通施設の計画が効果的に進められるように、整備効果の予測・検証の方法論やツールを開発する。
技術士の資格も取得し、学・協会など外向の活動にも参加機会が増えて来る時期とも重なり、社会的な評価を喜びとして仕事に励んだ。

最近の10年では、やはり独立・開業が最大のエポックである。
会社という大きな組織の中では、それぞれ与えられた役割を分担する。
好きだからといって、勝手に仕事を選ぶわけには行かない。
安定した将来と引き換えても、続けたかった仕事、それが“交通まちづくり”という訳です。

“交通まちづくり”の仕事には、“こだわり”の気持ちが大切だと思う。
問題を理解し共通認識を形成する段階、共に考え行動する段階、運営やメンテの段階、長期にわたり参加の動機付けを持続すること、それがもっとも大切で、難しいことです。
この難問解決のキーワードが、“こだわり”です。
“こだわり”は、こうしたいという夢があるから生まれる。
“こだわり”の行為そのものが喜びであり、結果は問題にされない。
夢(マスタープラン)をつくり、楽しい“こだわり”のメニューを提案する。
独立・開業しなければできなかった、こういう仕事にこだわり続けることが私の“仕事のやりがい” である。
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2007年01月01日

今年こそは、・・・・

55回目の新年です。
55回も繰り返すとさすがにマンネリ化しますが、やはり “一年の計は元旦にあり” です。

幸い、昨年は、社会とは違って明るい話題が多い1年でした。
事務所については、スタッフが定着し計画的にルーチンワークがこなせるようになったことが、最大の成果です。
事務所の運営には、経理、労務などの他、ホームページの更新や営業情報の収集、営業資格登録など、業務以外の様々な事務的作業が発生します。
大きな事務所であれば、総務部や営業部などで分業しますが、小さな事務所ではできません。
そこで、スタッフが本来業務の合間にこれらをマルチに処理することになります。
大変だなあと思われるかもしれませんが、実はこれが仕事のスキルを研く訓練や息抜きとしても効果的です。
というよりは、こうした仕事を楽しみながらこなせる人が、小さな事務所に向いているのかもしれません。
少し、脱線しましたが、小さな事務所を動かす安定したエンジンが、創立後3年を経てようやく備わった一年でした。

しかし、少ないスタッフでは、一人が欠けてもエンジンは不安定になってしまいます。
また、スタッフは少ないより多いほうが、楽しいですし切磋琢磨もできます。
今年は、これまで培ってきたエンジンを安定させるために、少し成長を考えたいと思います。
ただ、マルチタレントが育つ小さな事務所の良さは残したいので、あくまで無理をせず着実にです。
安定成長軌道への軟着陸、それが事務所としての今年のテーマです。

自身についても、事務所の安定成長を担うマルチタレントを発揮できる心身ともに健康な身体づくり、これを今年のテーマにしたいと思います。
そのためにも、ジム通いとあるある流健康法の妄信、それと適度なノミ(飲み)ニケーションを継続したいと思います。
そして、今年こそは減量してメタボリックシンドロームの恐怖から解放されたいものです。
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2006年12月01日

今年の重大ニュース

今年も、1ヵ月を残すだけになりました。
振り返ると、今年もいろんなことがありました。
刺客、いじめ、虐待・・・と、ずいぶん物騒な世の中になりました。
ニッポンの誇るべき「友達の友達は、みな友達」的一家思想も、ついに終わりかと思う今日この頃です。

社会はともかく、我々の事務所でも色んな出来事がありました。
幸い、社会とは違って、明るい話題が多い1年でした。
スタッフが増えたのを契機に、4月にホームページの内容を一新し、スタッフルームを開設しました。
当研究所に対する皆様方の評価の一助となり、信頼醸成の契機になればとの思いでスタートしたこのコーナーも、ホームページに合わせて月1回の更新を継続することができました。
M.K.さんが出産のため9月からお休みしておりますが、あとはパーフェクトです。
最初と比べると、手際も良くなりまとめ方も上手になったと思います。テーマに沿ってまとめるというわれわれコンサルタントの仕事の訓練にもなっているようです。

また、今回の更新から交通シミュレーション(VISITOKRとVSS)のオリエンテーション講座の連載を始めました。これまでも、交通シミュレーションを、事例をおりまぜながら、出来るだけわかりやすく紹介しようと努めてきました。しかし、完成した事例を紹介するだけでは、交通シミュレーションの動作原理や作成プロセスがブラックボックスのままで、誤解を受ける場面もありました。そこで、交通シミュレーションについて学習途中のスタッフに、気のついたことをユーザーの視点でまとめてもらうようにしました。この連載については、ユーザーの視点でまとめることが重要なので、口出しせずすべてスタッフに任せています。第一回の連載を見て、判断に間違いなかったと安堵しました。

以上が、3周年を迎えた当研究所の、安定と成長を物語る、ささやかな“重大ニュース”でした。
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2006年10月17日

働き甲斐のある職場環境づくりについて

建設コンサルタント等のサービス業の職場は、3K(きつい、帰れない、給料が安い)とよく称されます。
おおむね、その通りなのですが、その厳しい環境の中でも生き生きと働く人も沢山います。
決して、3Kが好きなわけではないのですが、その環境を甘んじて受け入れています。
3Kを差し引いても余りある働き甲斐の存在を仮定しなければ、とても説明がつきません。

人間にとって働くことは本来「ケ(日常)」に該当し、つまらないものです。
「ケ(日常)」に疲れて「ケガレ(ケ枯れ)」を生じ、「ハレ(非日常)」で癒して、「ケ(日常)」に復帰するのだそうです。
昔は、盆と正月や祭礼等「ハレ(非日常)」の場が限られ、「ケ(日常)」との落差が大きかった。そのため、「ハレ(非日常)」の場では、膨大なエネルギーが発散される。
その名残は、博多山笠や岸和田のだんじり、リオのカーニバルなどに見ることができますが、そのエネルギーは次第に失われつつあるのではないでしょうか。
この原因は、「ハレ(非日常)」と「ケ(日常)」の距離が近づいた結果、エネルギーの源泉である落差が縮小したからだと思われます。

職場もIT化が進み、単純労働がずいぶん減りました。
通信インフラの活用も容易になり、起業に対する制約も少なくなりつつあります。
「ケ(日常)」に甘んじて、「ケガレ(ケ枯れ)」まで我慢しなくても、才覚と運が揃えば「ケ(日常)」の舞台を更新できます。
そこでは、日々の「ケ(日常)」の中で生まれるわずかな「ケガレ(ケ枯れ)」を癒す、ささやかな「ハレ(非日常)」の場があれば事足ります。
結局、働き甲斐のある職場とは、「ケ(日常)」の舞台を日々更新する創造性と、ささやかな「ハレ(非日常)」の場を日常空間の中で工夫して作り出す観察力と企画力がスタッフに培養されるところだと思います。
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2006年07月01日

わたしのお仕事

これまで、「自己紹介」「神戸について」のテーマで、スタッフのパーソナリティを仕事を離れて紹介してきました。今回は、スタッフの仕事を紹介しようと思います。

ちなみに、私もバリバリの現役ですので、スタッフとして自身の仕事を紹介します。

私は、大学卒業後大学の助手を経て、3年前まで大阪で建設コンサルタント会社に勤めていました。現在と同じ、都市計画、交通計画が専門で、パーソントリップ調査、物資流動調査をはじめとする大規模調査や都市基盤に係る中・長期計画、拠点整備や地区環境整備、交通施設整備に係る整備計画など、多くのプロジェクトに参画する機会を得ました。

独立後も、都市計画・交通計画の仕事に取り組んでいますが、仕事の内容や取り組みの姿勢は大きく変化しました。

第一に、自身のポジションの変化です。組織も仕事も小さくなったので何でも自分でするようになりました。大変なことも多いですが、現場にタッチしないと生まれない創意工夫も多いように思います。業務実績で紹介している“交通シミュレーションを活用した社会実験の影響評価”や業務案内で紹介している“地区交通計画への交通シミュレーションの適用”などの発想は、現場を熟知して、調査を効率化するツボを押さえないと生まれないものです。

第二に、受注環境の変化です。営業を専業とするスタッフもいないので、仕事の間口は限定されます。昨年から、順次“入札資格登録”の手続きを進めていますが、実績が整うまでは成果が期待できません。そんな中で、待ちの姿勢から積極的な業務提案の姿勢への転換を図ろうとしています。業務案内で紹介している“交通まちづくり業務パッケージメニュー”は、そんな発想から生まれた提案です。

最後に、スタッフの変化です。スタッフは、私を除いて3名いますが、教育系と理学系の大学(院)を卒業(終了)しています。工学系の交通計画や都市計画を履修したわけではないので、専門家同士の会話は通じません。不便なことも多いのですが、共通語で会話する癖がつき、社会実験等の合意形成業務のスキルはむしろ向上したように思います。また、差別化のために、交通シミュレーションやGISなど技術を特定して、スタッフのスキル向上に努めたことも、研究所全体の技術ポテンシャルの底上げにつながっているようです。受託業務実績で紹介した“商店街の歩行者優先化に向けた社会実験の企画・実施および評価”で作成した説明資料や業務案内で紹介した“GISを活用した歩行者動線計画の分析・評価”は、その好例であると自負しています。

以上、私の仕事について書きました。
大変なことも多いですが、優しく、優秀なスタッフに恵まれ、仕事を楽しみたいと思う今日この頃です。
仕事を糧に、一層の技術力の向上とチームワークや知的ネットワークの強化に努めます。
ご支援、ご協力を、よろしくお願いする次第です。
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