2016年02月06日

恵方巻

子供の頃、節分といえば、豆まき、イワシと恵方巻がセットだった。
このうち、恵方巻は関西ローカルで現在のような全国的な盛り上がりはなかった。

それが、全国に広がりフィーバーするきっかけを作った仕掛け人は意外にも九州男児、生まれた場所も広島とのこと。
1989年、大手コンビニチェーンで広島の店舗を担当していた彼のひらめきから始まった。

それは、顧客とコンビニのコミュニケーションの輪を広げ、加盟店のオーナーを盛り上げるのに恵方巻を利用することだった。
彼は、草創期の地方のコンビニにとって顧客とのフレンドリーな関係を構築することが重要なことを十分理解していた。

店頭で、「恵方巻の風習をご存知ですか…」と話しかけた方が、直接商品やサービスの話をするより、会話が弾む。
恵方巻を買った人はまた別の人に話す…コミュニケーションツールとして恵方巻の話題が広がっていく。

その後も彼の出世とともに彼の担当エリアが広がり、1996年には四国、九州を含む西日本全体に恵方巻が拡大した。
そして、1998年ついに全国販売が始まった。

わずか10年で、関西ローカルの風習は全国に広がった。
人と人のコミュニケーションから生まれる共感が新しい文化創造の原動力なのかもしれない。


※参考文献 「予約殺到のコンビニ「恵方巻」の意外な仕掛け人を発見!商品化に至った理由とは?」
  (日経トレンディネット20090124)


2月6日 Y.I.記
http://www.nmdc.jp/
posted by nmdc-yi at 17:28| 歳時記